ゆかりんぬのブログ

〜ゆかりんぬのブログ〜普段の何気なく感じたこと、学んだことを投稿していきます(*^^*)埼玉在住の20代女性です!

代々木アニメーション学院で学んだことについて②

 

昨日に引き続き、私が通っていた代々木アニメーション学院のことについて書いていこうと思います。

 

 

 

〜授業内容について〜

 

そもそも代アニ大阪校には5クラスあったのですが、

声優タレント科が4クラス

声優アニソン科が1クラス

に分かれていました。

 

声優アニソン科は、授業内容はほとんどタレント科と一緒だそうですが、授業のコマ数では圧倒的に歌関係の授業が多いらしいです。(聞いた話ですが…)

 

ただ、ここで注意なのですが、「歌が上手くなりたいから」という理由でアニソン科に行かないでくださいね。あくまで「歌で売りたい人のための学科」です。そうじゃない方は、タレント科でも歌の授業はあるのでそこで学びましょう。

 

 

話が逸れましたが、私はタレント科で学んでいました。アニソン科の説明はあまり出来ないので、タレント科に絞って説明させてもらいます。

 

 

授業内容

・ アフレコ

・ 舞台

・ ナレーション

・ 歌唱

・ ダンス

・オーディション対策

なのです。大きく挙げるとこんな感じですが、他にも基礎やセリフ、エチュードとか細々とした授業がたくさんあります。

 

 

 

基礎の授業では、大きく分けて

発声、滑舌、アクセントなどです。

 

 

発声は、腹式呼吸を使って、お腹から声が出ているかが問われます。

腹式呼吸というのは普段寝ている時に使っている呼吸法です。簡単に言いますと息を吸った時にお腹が膨らみ、吐いた時にお腹がへこむような感じです。最初はなかなか上手くできませんが、練習していくとしっかりと芯のある声が出せるようになります。

 

 

滑舌は聞き取りやすく言えているかです。単語や文を読んで、苦手な行の練習をしたりします。

例えば「ら行」は苦手な人が多いです。「〜させられる」の「られる」などに苦戦していました。

 

 

アクセントはイントネーションのことです。

NHKのアクセント辞書(通称アクジ)を使って調べて読みます。

例えば「蜜柑(みかん)」と「未完(みかん)」。読み方は一緒ですがイントネーションが変わってきますよね。

「蜜柑」の場合だと「み」の音が高くて、「かん」の音が低くなります。

逆に「未完」の場合は「み」の音が低くて、「かん」の音が高くなります。

ここの違いがアクセントと呼ばれるものです。

 

私が通っていた大阪校は関西弁を使う人が多く、例えば否定する時に「違いますよ」と言うのを「ちゃいますやん」と言ってしまう人がいたり…

長年染み付いたなまりは、繰り返して練習していくしか方法が無いですよね^^;

 

 

 

 

アフレコの授業に関しては

一年次では、アニメアフレコ2作品、外画アフレコ1作品。

2年次には、アニメアフレコ2作品、外画アフレコ2作品をしました。

 

流れとしては、台本に目を通して、無音で作品を見て、やりたい役を選びます。

やりたい役のセリフでオーディションをしていき、全ての役を埋めていきます。

役が決まったらタイムコード(時間)をメモしたり、練習したり、ダメ出ししてもらいます。

収録したら聴いて…を繰り返していきます。

一旦聴いてみないと客観的に見れないので、撮ったものを聴く作業は非常に大事です。

 

 

声優の学校の授業ですから、アフレコばかり練習していると思われがちですが、全然そんなことありません。

むしろ声だけでなく、体を使って動くことが多いです。

その例として舞台の授業が挙げられます。

 

 

 

 

舞台の授業は、代アニオリジナルの教科書の題材を多く使います。

所要時間が5分〜1時間というように、短編や長編があり、感動やギャグ、ファンタジーなど様々です。

 

特にメインでやるのは、1年次に学院祭での発表、2年次に卒業公演というものがあります。

どちらも一般の方を招くことが出来るので、普段の練習の成果を魅せるチャンスですね。

 

卒業公演の方は、公演の日の1ヶ月ちょっと前から始めて、それからの授業内容はずっと卒業公演の練習が入ります。

授業だけでなく、空いている教室で自主練習をしたり、土日も小物や衣装作り、練習に励みます。

 

体を動かすのが苦手だから不安…

そんな心配はしなくても大丈夫です。

入ってくる学生は大体初心者の人が多く、経験していた人と言っても、

「高校の頃に部活動で演劇部に入っていた」とか

「ちょっとした劇団で活動していた」という人が大体ですので、そこまで追いつけばいいだけの話です。

 

 

 

 

歌唱の授業は事務所や養成所でのオーディションで歌唱があった時のための対策をします。

自分に合う曲を探して練習をします。

パフォーマンスの仕方や、歌う時の癖を治したりもします。

授業は1週間に一コマくらいの頻度で入ってきます。

 

 

 

 

ダンスの授業も歌唱と同じで、1週間に一コマくらいのペースであります。

バレエやヒップホップ、柔軟、筋トレなどをします。

リズム感や体を鍛えるために入っていて、筋トレは本当に大変でした…笑

柔軟や筋トレは徐々に慣れていくと思うので、最初頑張るだけです。

 

 

 

 

 

ここまでざっくりと説明しましたが、正直、代アニといってもそれぞれの学校で、先生でやる内容が変わってくると思うので、「こんな感じの授業なんだな」程度で考えてもらったらいいと思います。

 

 

明日は学校の環境などについて書いていきます。

 

気になる点や疑問点がありましたらコメントにお願いします✩.*˚

 

f:id:yukarinnu1011:20200327181219j:image